グランジ

グランジというのは元々音楽ジャンルのひとつで、1990年代に流行したロックミュージシャンのカートコバーンから派生したファッション。彼らは、かつてのロッカー的な派手な衣装とは違い、アメリカで普段着として身に付けていた作業着風ファッションで、よれたネルシャツやオンボロジーンズ等、ゴージャスのかけらも無い服を好んで選択していた模様です。これは、洋服に限らず、車やアクセサリーなど高級ブランド嗜好に翻弄されている人達に対する反発であったとも云えます。確かに現在でもブランドと聞けば形振りかまわず群がるスタンスは、個性の欠如を助長する物であると感じ、あまり趣味のイイ雰囲気には受け取れません。不思議と女装の場合、高級嗜好に偏るケースは今まで見た事がありません。あくまで仕立ての良さや色、型、素材などが自分自身にフィットしているかの観点での拘りと実感します。女性の場合は、他人からどう見られるとかで自身の価値基準が自ずと備わり、本来あるべき姿を隠してしまう道具として横一列に並ぶ事の出来る高級品を選ぶ傾向があります。でも、女装に於いては人まねで安心すると言う感覚は存在しないのではないでしょうか。それくらい装いに関して敏感に拘っている世界のように思えてなりません。




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